トリドールグループでは、「トリドール行動基準」の中で、「関係者との約束」を定めています。トリドールグループが持続的な成長を実現するためには、さまざまなステークホルダーとのコミュニケーションにより、ステークホルダーからの期待を把握し、的確に事業活動に反映していくことが不可欠であると考えています。
トリドールグループは、株主様や投資家の皆様に当社グループの事業活動等につきご理解をいただくために、株主総会をはじめ、決算説明会、IRミーティングの実施や株主通信などの報告書を発行し、適切な情報開示を行うとともに日頃よりコミュニケーションを推進しています。ステークホルダーの皆様からご支援いただき、企業価値を向上させていけるよう、株主様や投資家の皆様からのご意見や対話の結果は経営に反映して参ります。
なお、2020年度は、年1度の株主総会および年2回機関投資家向けの決算説明会を実施しました。
トリドールグループの事業は、原材料の生産者や流通業者をはじめとして、多くのお取引先様に支えられています。そのため、お取引先様とのコミュニケーションを特に大切にしています。
その考えのもと、毎年、年1回トリドールグループの主要なお取引先様と代表取締役社長兼CEOをはじめとする経営幹部とのエンゲージメントを実施しています。
トリドールホールディングスでは、従業員の代表である労働組合との労使協議会を毎月行っています。また、労働組合がまとめた従業員の声を経営幹部に報告し、労働組合からの提言を受ける機会を年に1回設けています。
2020年度は従業員から提言された意見を基に、勤続年数に応じた特別休暇制度の導入や新型コロナウイルス感染拡大防止対策の検討・実施に向けた議論を経営幹部と行いました。
トリドールグループでは、カンボジアのプノンペン大学内のCJCCにて、2018年10月にフードビジネスにおける店舗のマネジメントを学ぶビジネス講座を開講しました。将来は自分の店を持ちたいという夢を持つ学生など世界のフードビジネスを担う人材の育成を今後も目指します。
トリドールホールディングスは、2020年2月、駒澤大学の中村ゼミの生徒とともに、社会価値提供プログラムの開発をテーマとしたコンテストを開催しました。16名の学生が4グループに分かれ、トリドールグループの事業内容をベースに「トリドールグループならではのCSV活動」の観点から、昆虫食、障がい者支援、食品ロス、食育をテーマとした各々の事業を提案しました。
代表取締役社長兼CEOの粟田をはじめ、執行役員などが審査員となり、「企画力(独自性)」、「収益性(ブランディング)」、「実現可能性」、「プレゼンテーション能力」の4つの観点からの評価を基に、総合的に判断し優勝グループを決定しました。
優勝グループのプロジェクトは、予算および日程をもとに実現可能性を検証し、可能と判断した場合は、実行する予定です。
トリドールグループでは、全新入社員に対して、トリドール行動基準を収めた行動規範ブックを配布しています。ステークホルダーとの約束を柱としたトリドール行動基準を基に、当社で働く従業員として必要な行動指針を示しています。
トリドールグループは、サステナビリティの社内浸透において、継続し日々情報に触れ続けることで、共感を高めていく必要があると考えています。
そこで、働くすべての従業員を対象に、店舗での商品・サービスのグッドプラクティスの紹介に加え、DE&Iや環境、社会貢献など、さまざまなテーマに関する情報を発信する公式LINE「TORIDOLL FRENDS」を運営しています。
このLINE「トリフレ!」には約3,000名(2022年8月時点)が登録しており、週に約5日で配信される情報を確認できる環境となっています。