トリドールグループの成長の源泉は「人材」であり、働くすべてのスタッフがオーナーシップを持ち、成長の喜びと自己実現を果たして欲しいと考えています。そこで、トリドールグループでは、店舗で活用できるWEBでのマニュアルや動画教育ツール、教育・研修制度を整備・充実させています。
また、学習意欲を高めるための定期的な上長との1on1ミーティングや、自らのキャリアを選択する社内公募制度といったさまざまな仕組みを設けています。今後は社会環境の変化に合わせ、体系的な教育計画の見直しも進めていく予定です。
トリドールグループは、全従業員が持ち続ける普遍的な行動や考え方として、成長哲学「トリドール3頂」を定め、人事評価や採用時の基準としています。「トリドール3頂」には、以下の3つの行動が示されています。
この哲学に基づき、職種や等級ごとの詳細な役割を規定し、社員一人ひとりに合わせたキャリアシートを作成することで、短期的な成果だけでなく、長期的な成長への進捗をマネジメントしています。
1 「KANDO」の頂へ | すべての始まりはモノではなく、本能が震える感動体験を創ること。お客様は集めるものではない。創るのだ。他にない感動体験こそがお客様を創造し、何度も来てくださるファンを創造するのだ。理論と感性をぶつけあい、つい衝動入店するほどの感動を創り出そう。 |
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2 「二律両立」の頂へ | トレードオフを疑え。常識を超えたトレードオンこそ価値になる。安易な正解に逃げず、非合理の強さを信じ抜き二律両立に辿りつけ。誰も行かない道は、誰もが行きたい繁盛店への最短距離の近道だ。困難さは参入障壁となり、独自の市場と圧倒的な優位性をもたらす。 |
3 「称賛共助」の頂へ | お客様と同様に、ともに働く仲間たちにも素敵な感動体験を届けて欲しい。心に壁をつくることなく、互いの良さを高めあい、常に目と心を配り、いい仕事は称えあって、苦しい時は助けあおう。人間の持つ力こそがトリドールを強くし続ける成長戦略なのだから。 |
トリドールグループは、食の感動体験を提供する企業として、地域の中で一番愛されるお店でありたいと考えています。そこで、2022年4月より、すべての店舗スタッフが商品とサービスに一層の磨きをかけることを目指した「地域1番店準備室」を新設し、まずは丸亀製麺を対象に活動を開始しました。
例えば、「地域1番店準備室」が主体となり、より店長が学習時間を確保しやすい1店舗1店長制へのシフトなど、組織的な取り組みも進
めています。
また、2023年3月期は店舗スタッフの役割の再定義を進めており、今後育成体系やキャリアパスの再構築を行っていきます。こういった労働環境の改善や自己実現しやすい環境整備により、働く意欲の維持・向上につなげていきます。
国内トリドールグループでは、店舗で働くスタッフの採用に関し、本社の採用センターで求人募集から応募受付まで一元管理することで、より良い人材を効率的に確保し、最適な配置で雇用することにつなげています。
また、採用センターによるシステムを使用したワンストップ採用によって、場所や時間にとらわれない応募者受付体制の構築や、店舗運営における現場負担の大幅な削減、情報漏洩などのリスクの回避、採用におけるPDCAの高速化が可能となっています。
[本ページ更新日:2023/01/25] 数値は2021年度のものですが、取り組みの一部は2022年度の情報が含まれています。