トリドールグループでは、お店に関わるすべてのヒトの思いと技術が環境負荷の低減においても大きな推進力になると考えています。
また、省エネ設備やICTの導入による環境負荷低減への取り組みについても積極的にチャレンジし続けており、高い目標の達成に向けて邁進しています。
トリドールグループは、経済産業省が実施している省エネの事業者クラス分け評価制度において、2017・2018・2019年度はS評価、2020年度はA評価を獲得しています。
また、直近10年間のピークである2013年度と比較し、2020年度は約31.3%削減しています。今後も引き続き、目標達成に向けて確実に歩み続けます。
トリドールグループでは、2013年度から、エネルギー使用量の削減取り組みの高い成果が表れ始めました。
2020年度は2013年度に比べ、エネルギー使用に係る原単位を25%削減しています。
2013年度(基準年) | 2015年度 | 2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | ||
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売上(百万円) | 71,513 | 89,315 | 93,881 | 101,409 | 104,815 | 113,251 | 96,055 | 119,664 | |
エネルギー使用量(原油換算kl) | 71,125 | 65,759 | 65,049 | 65,774 | 68,909 | 70,673 | 66,816 | 64,509 | |
エネルギー使用量原単位(kl/百万円) | 0.9276 | 0.7363 | 0.6929 | 0.6486 | 0.6574 | 0.6239 | 0.6952 | 0.6972 | |
電力(千kWh) | 230,078 | 214,056 | 210,257 | 213,604 | 219,059 | 222,459 | 213,175 | 208,600 | |
液化石油ガス(t) | 4,630 | 3,489 | 3,402 | 3,322 | 4,630 | 4,653 | 3,999 | 3,560 | |
都市ガス (千m3) | 5,122 | 5,270 | 5,591 | 5,565 | 5,664 | 6,291 | 5,709 | 5,281 |
丸亀製麺は2019年に開発した省エネルギータイプの茹で釜を、現在までに約250店舗に導入しました(2022年12月時点)。
この省エネルギータイプの茹で釜は、店舗オペレーションでの計測で電気使用量を20%程度削減を実現するとともに、水道使用量(さし湯量)もおよそ30%削減することが出来ます。また、従来従業員の経験に頼ってきた沸騰や塩分濃度の調整などをデータ化、自動制御することで、出力と差し湯量を最適化することが可能となっており、省エネ大賞の省エネ事例部門において、最高賞にあたる「経済産業大臣賞」を受賞しています。
トリドールグループは、太陽光発電などの自然エネルギーを利用し、建物で消費するエネルギーの収支をゼロにするZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の店舗開発に取り組んでいます。外食業界においてZEB店舗に取り組む事例は非常に少ない中、実現に向け、さまざまな課題に対してお取引先様と協働し、一つひとつ解決策を模索しています。
トリドールグループは再生可能エネルギーの導入のモデル店舗として、丸亀製麺大宮西店の屋上に約13キロワット分の太陽光発電パネルを設置し、店舗で消費する電力を賄っています。
また、本社オフィスである渋谷ソラスタにおいても、東急不動産により再生可能エネルギーが導入されています。
大宮西店の太陽光発電装置
トリドールグループは丸亀製麺の店舗において、長寿命で、水銀を含まず、CO2排出量を削減できるLED照明への切り替えを順次進めています。これにより、お客様により快適にお過ごしいただけるよう、店内の照度を上げるなど、環境負荷低減、お客様の快適性につなげています。
[本ページ更新日:2023/01/123 数値は2021年度のものですが、取り組みの一部は2022年度の情報が含まれています。