トリドールグループは、従業員やお客さま、お取引先様、地域/社会、株主・投資家、さらには地球環境など多くのステークホルダーの皆さまと深く関わっています。そして、トリドールグループのスローガンである「食の感動で、この星を満たせ。」の実現は、当社だけでは成し得ないものだと考えています。さまざまなステークホルダーの皆さまからの声を聴き、その期待に応えることで信頼関係を構築し、応援いただくことが重要です。トリドール行動基準の中で「関係者との約束」を定めるとともに、ステークホルダーの皆さまとの対話を積極的に行っていきます。
トリドールグループでは、従業員それぞれが多様性を受け入れ、互いを理解・尊重しながらその人らしい個性を発揮することで、新たな価値を生み出しつづけ、会社の持続的成長へ繋げていくことを目ざします。そのために職場環境や各種制度、研修等の整備など、さまざまな施策に取り組んでいます。また、従業員の代表である労働組合との労使協議会を毎月行っており、労働組合がまとめた従業員の声を経営幹部に報告し、労働組合からの提言を受ける機会を年に1回設けています。
【コミュニケーション方法/頻度】
・上司/部下との個人面談:定期的
・サーベイ(エンゲージメント調査):年1回
・全社員集会(ALL KANDO CREATORS MEETING):年1回
・社内アワード「KANDO CREATORS AWARD」:定期的
・イントラネット/社内報アプリ「ハピカンアプリ」:定期的
・各種研修・セミナー:定期的
・従業員各種アンケート:施策ごとで随時
・CEOがHD従業員と感動を語り合うEATING MEETING:不定期
・国内外の幹部が感動をキーワードにつながるKANDO Pioneers Leadership Forum:定期的
・自然とともにCEOが幹部と感動を語り合うKANDO PEAK CAMP:不定期
・労働組合との協議:定期的
・社内外相談窓口:必要に応じて随時
・カウンセリング:必要に応じて随時
グローバルで感動の価値観を共有し、グループ一丸となって当社スローガン「食の感動で、この星を満たせ。」を実現するために、一部の国内業態の経営幹部と、海外の全ブランド合計18拠点から1~2名の経営幹部が毎月リモートで集まる「KANDO Pioneers Leadership Forum」を2023年7月よりス
タートしました。これまでもトリドールホールディングスと各社でのコミュニケーションはありましたが、海外子会社間での交流は多くはありませんでした。この場を通じ、世界各国の各ブランドが生み出した感動提供の事例やさまざまな取り組みを共有しています。また、参加した経営幹部からは「ノウハウの共有ができる良い場になっている。自分のビジネスに活かせる」といった声が挙がっています。
トリドールグループは今日まで、それぞれのブランドが他にはない『感動体験』を創造することで成長してきました。これからも「感動体験」を創り・磨き・進化させ、ファンを増やし続けるためには『働く従業員一人ひとりのハピネス(幸せ)』が最も重要になります。この『ハピネス→感動経営』実現に向けた一つの手段として、社内コミュニケーション専用のアプリが誕生しました。本アプリは所属ブランドの垣根を超え、全従業員と交流が可能で、アプリを通じて一人ひとりのハピネス・感動を大切な仲間との大きな"輪"に広げていきたいと考えています。
トリドールグループでは、「食の感動で、この星を満たせ。」をスローガンに掲げ、商品・サービスを通じて世界中の皆様へ、食の感動体験を提供したいと考えています。外食は「もっとも身近なレジャー」であり、当社グループが提供する、食を通じた感動を体験いただくことで、心と体が満たされ、日々の活力につながると信じています。
トリドールグループは、世界中で食に関するさまざまなブランドを展開していますが、どのブランドも常にこの食の感動体験をお客さまへ提供することを目指しています。例えば、各店舗にて粉からうどんを打つ製麺や、オープンキッチンから見える大釜からの湯気、珈琲豆の焙煎の香り、目の前で揚げる天ぷらの音など、手づくり・できたての美味しさの提供や、温もりを意識した接客など、味覚だけではなく、お客さまの五感すべてに訴えることで、感動体験が実現するものと考えています。
【コミュニケーション方法/頻度】
・商品ご提供時:日常的
・お客さま相談室(お問い合わせ対応):随時
・Webサイト、ソーシャルメディア等:随時
・展示場、展示会・イベント:随時
トリドールグループの事業は、原材料の生産者や流通業者をはじめとして、多くのお取引先様に支えられており、お取引先様とのコミュニケーションを大切にしています。取り引きにおいては公平・公正な調達を心掛け、法令・社会的規範の遵守、相互信頼、環境配慮、腐敗の防止、人権配慮を基本としています。お取引先様とのパートナーシップを深め、公正な取引により共存共栄を目指しています。
【コミュニケーション方法/頻度】
・購買活動:日常的
・産地や工場への訪問:日常的
・説明会:不定期
・持続可能な調達アンケート:不定期
・お取引先からの相談・通報窓口:随時
・Webサイト:随時
トリドールグループは、新業態の開発や店舗出店、海外展開などの事業拡大に伴い、地域社会との接点や影響も広がりを続けています。地域や社会の皆様から信頼され、良き企業市民としての責任を果たすため、社会課題に向き合い、さまざまな取り組みを行っています。活動のテーマとしては主に、地域、次世代、社会福祉、文化・スポーツ、震災支援を設定。CSV(Creating Shared Value)課が活動を管理・推進しながら、本社や店舗勤務の従業員もボランティア休暇を取得し活動に参加できる環境を整えています。
【コミュニケーション方法/頻度】
・従業員によるボランティア活動:随時
・社会貢献活動:随時
・NPO・NGOとの対話:適宜
・ニュースリリース:随時
・コーポレートサイト:日常的
学連携の取り組み:フードビジネスのリーダー育成
トリドールグループでは、カンボジアのプノンペン大学内のCJCCにて、2018年10月にフードビジネスにおける店舗のマネジメントを学ぶビジネス講座を開講しました。将来は自分の店を持ちたいという夢を持つ学生など世界のフードビジネスを担う人材の育成を今後も目指します。
トリドールグループは、株主様や投資家の皆さまに当社グループの事業活動等につきご理解をいただくために、株主総会をはじめ、決算説明会、IRミーティングの実施やホームページにおいて適切な情報開示を行うとともに、日頃よりコミュニケーションを推進しています。ステークホルダーの皆さまからご支援いただき、企業価値を向上させていけるよう、株主様や投資家の皆さまからのご意見や対話の結果は経営に反映して参ります。
なお、2024年度は、年1度の株主総会および年2回機関投資家向けの決算説明会を実施しました。
【コミュニケーション方法/頻度】
・株主総会:年1回
・決算説明会:年2回
・IRミーティング:随時(サイレント期間を除く)
・決算説明資料提供:年4回
・IRサイト:日常的
・統合報告書:年1回
・ESG評価機関からのアンケート対応:随時
トリドールグループは、限りある資源を枯渇させない循環型社会の実現を目指すとともに、再生可能資源の積極的な使用にも取り組んでいます。そのため環境経営目標として、食品廃棄物排出量や食品リサイクル率、水使用量の削減の目標数値を設定し、重点的に活動を進めています。
【コミュニケーション方法/頻度】
・営業活動:日常的
・購買活動:日常的
・従業員によるボランティア活動:随時
・NPO・NGOとの対話:随時